文旦のママレード「文旦」のママレード(2005.3.5日記より)「文旦」は、今の季節よく出回っている。大きくてうすい黄色、一見グレープフルーツの親玉風。それもそのはず、枝変わりだか交配種だかで、近い親戚らしい。 そのまま剥いて食べても、とっても上品で香り高くておいしいのだが、ママレードにするとこれがまた絶品。ほんのり苦くて、香りが抜群。この季節ならではの、さわやかな春の風味を楽しむ。文旦は高知から取り寄せたり、夫が旅のお土産に買ってくる。最近はスーパーや生協でも、箱で見るようになり、身近になった。 さて、ママレード。手間はかかるが、その手間をかけるだけの甲斐がある。家族も毎年リクエストしてくれるしわたしも大好きなので、皮は大切に冷蔵庫に貯めておいて、4つ分くらいたまったら煮る。 作り方は普通のママレードと同じ。実の水分が少ないので、水を足して煮る。輸入ではないので、ワックスの心配もあまりない。「無農薬」と表示のあるものならなお安心。 ■文旦のママレード■ ・皮…4個分くらい(白い綿の部分を包丁で取り除き、できるだけ細く刻んで水につけておく) ・実…一個分くらい(袋から取り出し、軽くほぐしておく) ・砂糖…皮と実の重量の6割。 ・水…カップ2 ○皮は3度茹でこぼす。そのつど水にさらして、もむようにして洗い、苦味を取る。 ○水気をしぼった皮と実を合わせ、重量を計る。砂糖の半量と水を加えて中火にかける。ときどき鍋底から混ぜながら、煮詰める。皮が柔らかくなって水気が減ってきたころ、残りの砂糖も加えてさらに煮る。 ○木ヘラで鍋底から混ぜると、水分がすこしだけ粘るくらいになったら出来上がり。 完全に水気がなくなるまで煮てしまうと、冷めたときに固くなりすぎるので注意する。 この量なら、長期保存することもなく、食べきってしまえる量なので、密閉容器で冷蔵庫保存するか、便に小分けして冷凍庫保存でも。 ※ジャムを作るときの鍋は、ステンレスかホーロー製を使いましょう。 ※木べらも、我が家ではジャム作り専用にしています。(炒めもの用と共用すると油くさいジャムになります) ジャンル別一覧
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